【建物・設備】実際に経験した全館空調のデメリット(三井ホームスマートブリーズワン)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
2022年1月に自宅が完成し冬春夏を越したので、ほぼ一通りの季節を経験したことになると思います。我が家は三井ホームで建ててスマートブリーズワンという全館空調を取り入れました。実際に全館空調の自宅に住んで感じたことを書きたいと思います。
メリットは三井ホームさん自身が上手に説明をしているのでここでは割愛をして、ユーザーからしか聞けないであろう実際の経験から感じたデメリットを書きます!
結論から言うと「冬場の乾燥が激しい」、「故障対応が遅い」、「自宅内での感染対策・隔離が難しい」の3つです。
それではそれぞれ説明します。
1. 冬場の乾燥が激しい
これは色んなブログで書かれていますが、実際にかなり乾燥がひどかったです!
一番寒い時期には湿度計が20~25%を示す日も珍しくありませんでした。
あまりの乾燥で子供はよく鼻血が出ました。。。出血大サービス。就寝時に鼻血が出るのでシーツの洗濯を何度も何度も繰り返さないといけないのも大変でした。
寝室では必ず加湿機を使用することにしていましたが、それでも湿度が40%に届く日はほとんどありませんでした。
全館空調と24時間換気システムのおかげで空気が自宅中を循環するので焼け石に水状態。。。
三井ホームの人に相談をしてみても加湿機をおくくらいしか対応がなさそうでした。
ちなみに梅雨や夏は猛烈に湿度があがるかと思いきや、高くても湿度はせいぜい65%程度までしか上がらず、ほとんどは60%程度で快適に過ごせました~。
2. 故障対応が遅い
我が家の全館空調スマートブリーズワンではダイキンのルームエアコンが使われているのですが、これが夏の終わりに調子が悪くなってしまいました。入居して一年も経ってないのに(涙)。
夏の終わりそうなある日「今日はやけに暑いな。。」と思って全館空調の設定パネルを見てみたら、気温設定値が23度になっているにも関わらず気温表示値が27度を指していました(我が家の場合は表示値よりも実際の気温は高いです)。暑いわけです。全館空調なのでもう自宅全体が暑くて逃げ場がありません。
ダイキンのルームエアコンを再起動したり、24時間空調システムを再起動してみたりしても一向に状況が変わらないので三井ホームさんに問い合わせました。すぐにダイキンに連絡をとってはくれてダイキンの担当者に繋げてもらえたのはよかったのですが、、、。
ダイキンの窓口の人がなんと「エアコンの状態の確認に伺えるのは一番早くて5日後になります」なんて言うじゃありませんか!(土日を挟んでいるのでなおさら遅くなったようです。)
いやいやいやいや、全館がこの危ない暑さで小さな子供もいるのに5日間も待つの!?無理でしょ!
全館空調だとこういう時に逃げ場がないんだと実感した瞬間でした。
三井ホームさん自身の対応がいくら早くても、三井ホームさんの設備を担当する業者の対応がこんなに遅いのは困ります。この業者を選んだ三井ホームさんにも責任があると思います。これは客に勧めてはいけない業者ではないでしょうか。
三井ホームさんに苦情を言ったら担当者が夜にも関わらずその日のうちにすぐに駆けつけてくれて状況を確認し、色々調べてくれました。結局原因は分かりませんでしたが状況をすぐに確認しに来てくれたのは心強かったです。何よりも困っている状態を見に来てくれるだけで安心するものがありました。
幸いにも我が家には一部屋だけ個別空調を入れた小さな部屋があったので、その日は家族全員でその部屋で快適に休むことができました。このような非常事態もありうるのでこういう例外を設けておくことは大切だなと感じます。本当に助かりました。
こういう部屋がなかったら、家族で近くのホテルに泊まり、そのホテルから子供を学校に通わせることになっていたと思います。
3. 自宅内での感染対策・隔離が難しい?
これは自分が新型コロナウイルスに感染し、自宅療養することになって気づきました。
三井ホームの全館空調(スマートブリーズワン)だと排気のために空気は自宅内のある一か所に吸い寄せられます。つまり隔離をした部屋からも廊下などのほかの空間を通って排気されます。私がゲホゲホしてウイルスが蔓延した部屋からも空気が自宅内の他のスペースに出ていくことになります。
飛沫で感染するのかエアロゾルで感染するのか私にはわかりませんが、いずれにせよ全館空調だと隔離の効果が低くなってしまうように思います。理想的には隔離した部屋の空気は自宅内の他のスペースに流れない方がよいのではないでしょうか。そう考えると全館空調だけではなく、24時間換気の空気の流れも重要かと思います。
ということでこの時も個別空調の部屋が活躍することになりました。個別空調の部屋は事情があって24時間換気システムも別系統にしていたため、この部屋を隔離部屋とすることで私のウイルスをほかの部屋にまき散らすことなく安心して(?)自宅療養することができました。実際に家族は感染せずに済みました。めでたしめでたし。
ここでも例外的に作っていた別空調の部屋が活躍しましたー。余裕を一つ持っていることは重要ですね~。
以上です。
ありがとうございました。それではまた~。
【ハウスメーカー】住宅会社との打ち合わせでイライラしてしまう原因と唯一の回避法(せやま大学さん)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
そろそろ自宅の設計を固める時期にさしかかり、ハウスメーカーとの打ち合わせが佳境に入っています。なのになのに、担当の設計士さんにお願いした修正や確認事項が漏れまくるんですよね。。。なので打ち合わせを重ねても進捗が遅いんです!
もーーーーっと思っていたときに見つけた動画がこちらです。
これから住宅会社との打ち合わせが始まる人、現在打ち合わせをしている人は必見です!
住宅会社との打ち合わせでイライラしてしまう原因と唯一の回避法|家づくりは施主の自己責任で進めよう!【家づくりコラム】
(家づくり せやま大学【ちょうどいい塩梅の家づくり】)
めちゃくちゃ自分の状況に当てはまってビビりました! どうやら業界全体の問題のようです。対策としては施主がプロジェクトリーダーとして働くことしかないようです。お金払ってプロに頼んでるんだからやってよーーーっ!!と思いますが、損をするのは自分なので面倒だけどプロジェクトマネジメントをするようにします。
納得はいかなくても原因が分かると対策も打てるので、この動画にらだいぶ助けられました。
それではまた~。ありがとうございました。
【土地】地震の予測地図(地震ハザードステーション J-SHIS)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
戸建てを検討されている方は防災についてとても気になりませんでしょうか。私はとても気になりました。自宅を建てる事には猛烈に後ろ向きでしたが、災害にあいやすい土地や建物だけは避けたいと当初から考えていました。地震、火災、土砂崩れ、水害などなど考えることはたくさんですよね。
渋々勉強を始めてみるとどうやら防災に関しては土地選びがとにかく重要ということを知りました。
洪水や土砂災害についてはハザードマップ、地震については地盤サポートマップを利用してきましたが、地震の予測地図があることを知ったので今日はそちらについてご紹介します。
- ハザードマップ(洪水や土砂災害)
【土地】超重要!ハザードマップ(洪水・土砂災害など) - めんどくさがり屋が選ぶ注文住宅の動画と本
- 地盤サポートマップ(地震)
【土地】超重要&便利!地盤サポートマップ - めんどくさがり屋が選ぶ注文住宅の動画と本
地震動予測地図(地震ハザードステーション)
国立研究開発法人防災科学技術研究所というところが地震動の確率論的な予測地図というものを公表しているのを知ったので使ってみました。
防災科学技術研究所の地震ハザードステーションのページに行って「J-SHIS Map」というものを起動すると上のような画面が表示されます。
こちらの地図では色んな地図(分布図)が表示できるようになっています。メニューを抜粋するとこちらです。
「30年 震度6強以上の揺れに見舞われる確率の分布図」や「30年 震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図」などはとても気になりますね~~。
地図上の色としては紫色が最も発生確率が高く、黄色が最も発生確率が低くなります。皆さんの興味ある土地の地震発生確率はいかがでしょうか。
そもそも地震の発生確率の低い土地を選ぶのが良いですが、事情によって土地を選べない場合は地震の発生確率に応じた対策をしておくのが良いと思います。
都市部はいずれも大きな地震の発生確率が高いですね。うーーーん。便利さと安全が両立したら良いのですが悩ましいところですね。
地震ハザードステーション J-SHIS Map
今日は以上です。ありがとうございましたーー。
【土地】【超危険】住んではいけない危険な土地 その土地キケンです
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
今回も土地選びに関する動画をご紹介致します。戸建ては土地選びがめちゃくちゃ重要なのでここだけは真剣に勉強しました!
住宅診断、ホームインスペクション、住宅検査をやっているさくら事務所さんの動画をご紹介します。これは先日紹介した書籍「災害に強い住宅選び」の著者の会社でもあります。
【土地・建物】災害に強い住宅選び(長嶋修) - めんどくさがり屋が選ぶ注文住宅の動画と本
【超危険】住んではいけない危険な土地 その土地キケンです
動画で解説されている住んではいけない土地は次の3つです。
- 家屋倒壊等氾濫想定区域
- イエローゾーン(土砂災害警戒区域)
- 2m以上の浸水可能性のある地域
どれもこれも自分達での対処が難しい土地です。いくら頑丈な造りの家であっても浸水、土砂崩れや川の氾濫の前では無力になってしまいます。だから選べるのであればそういう土地を避けましょうというお話でした。確かに鉄骨か木造かとか耐震等級がいくつかとか大切ですが、そもそも上の3つを選んでしまうと危険になってしまうので、やっぱり土地の選び方は大切です!重要かつ14分弱の短い動画なので必見です!
住んではいけない危険な土地を確認するためにはやっぱりハザードマップを見るしかなさそうです。
ハザードマップの情報はこちら。
【土地】超重要!ハザードマップ(洪水・土砂災害など) - めんどくさがり屋が選ぶ注文住宅の動画と本
それではまた~。ありがとうございました。
【土地】超重要&便利!地盤サポートマップ
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
東北でまた大きな地震がありましたね。東京でも怖さを感じるくらいの大きな揺れでした。2011年の大地震を思い起こさせるほどです。震源が近ければ揺れはもちろん大きいですが、それでも同じ地域内でも揺れやすい場所、比較的揺れない場所があるようです。これは地盤の強さによるそうです。
今日は地盤サポートマップをご紹介します。地盤サポートマップでは地震の揺れやすさや過去にその土地が何であったかがわかる便利マップです。
目次
地盤サポートマップの例
下は地盤サポートマップの例です。地盤サポートマップに入って左上のメニューで地震を選ぶと揺れやすさが表示されます。
赤色が濃いほど揺れやすいことを示します。濃淡ありますね。これも拡大できます。
同じ地域内でも違うものですね!
地盤サポートマップへのリンク
各地の地盤の揺れやすさはこちらで確認できるので、是非ご確認下さい。これはとても使いやすくて見やすいのでおすすめです。
地盤サポートマップの使い方
上のリンクをクリックして地盤サポートマップのサイトに移動すると、画面の左上にこのようなメニューが登場します。
地震に対する揺れやすさを見るには赤丸で囲った「地震」を選びます。すると先ほどの例のような画面に移り、地震に対する揺れやすさを確認することができます。注意が必要なのは、いくら揺れにくい地盤であっても震源が近ければやっぱり大きく揺れるということです。なので活断層や火山からの距離も考えて場所を選ぶことになります。
「地震」と似ているメニューで「地耐力」というメニューがあります。これは地盤調査をした結果が示されています。具体的に確認できるということですね。
地図中に色のついた点が現れますが、ピンクの点が「弱い地盤」を示し、黒い点が「強い地盤」を示します。これは実際に測定したものなので参考になります。
ちなみにこの地盤サポートマップで洪水・土砂災害のリスクも確認できます。ハザードマップの情報がこちらでも確認ができてしまうという優れものです。
超便利です!その他に「地形」や「成り立ち」も調べられてしまいます。いやーーー、便利ですね。
最後に
地盤サポートマップの紹介をしました。先日紹介したハザードマップの情報も含まれているので、これ一個でいいかも知れませんね。それではまた~。ありがとうございました。
関連するエントリー
ハザードマップのご紹介です。これは国土交通省のサイトなので、こちらが一次情報になります。
「災害に強い住宅選び」の本のご紹介
関連動画
耐震性能、地盤の影響(「構造塾」木造住宅の耐震性能を本気で考える!)
地盤の固さと住宅へのダメージの出方について詳しく分かりやすく解説されています!地盤が固い場合と柔らかい場合で建物に求められる耐震性能が違うそうです。耐震等級3が取れていれば大丈夫だそうです!
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古くなったiPhoneで揺れ方の記録ができちゃうそうです!こういうガジェット系大好物です。いつもめちゃくちゃ分かりやすく解説してくれています。この人絶対頭良いと思う。
【土地】超重要!ハザードマップ(洪水・土砂災害など)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
これまでに土地についての動画と本を紹介しましたが、そのどちらでも「ハザードマップ」の確認がまず大切!と指摘されていて、これは見なければ!と思って私もすぐに確認しました。ハザードマップでは日本国中の洪水や土砂災害のリスクが一目で分かります。無料だし分かりやすいし使わない手はありません!
【土地・建物】災害に強い住宅選び(長嶋修) - めんどくさがり屋が選ぶ注文住宅の動画と本
【土地購入】チェックポイントと買っちゃダメな土地(ラクジュ建設と不動産さんの動画) - めんどくさがり屋が選ぶ注文住宅の動画と本
洪水や土砂災害はもちろん危険ですが、命が助かったとしても自宅が水に浸かってしまったり土砂が入り込んでしまったりしては建て直しをしなくてはいけなくなったりしてしまいます。これは自宅の構造や設備で悩むよりも超重要な問題です!私自身はできれば自宅の資産性も維持したいと思っているので、そもそも災害リスクのある土地を選んでしまうと水害や土砂災害がおきて資産価値がガタ落ちしてしまうのも避けたいです。
目次
洪水災害リスク
ハザードマップがどんな感じで表示されるかというと、例えば洪水情報としてはこんな感じです。東京都と埼玉県の県境周辺のハザードマップです。
赤色が濃い場所ほど洪水被害のリスクが高いことを示しています。大きな川の周辺は洪水被害のリスクが高いことがわかります。これは今大きなスケールで見えていますが、下の画像のようにかなり拡大できるので興味ある土地のリスクをピンポイントで確認することができます。こちらの例は東京のJR赤羽駅周辺の洪水被害リスクの表示になります。
赤羽駅の東側は荒川に近く、洪水災害のリスクが高めのようです。一方赤羽駅の西側は高台になっていて洪水災害リスクが低いようです。「赤羽台」という地名が示す通り、台地状になっているところは洪水災害リスクは低くなっています。
このように同じ地域であってもかなり洪水災害リスクが違うことがわかります。
ゲリラ豪雨や台風によって川がはんらんするニュースを頻繁に聞くようになったので、これから土地を選ぶのであれば災害リスクの低い場所を選ぶのが良いと思います。すでに土地が決まっている場合は、自分の土地の災害リスクを知った上で、自宅の設備や構造で対処することが大切です。
いずれにせよ既に判っているリスクは把握して準備したいですね!
水害リスクとしては、洪水の他に高潮や津波のリスクもハザードマップで確認ができます。
土砂災害リスク
海や川から遠い地域の場合水害のリスクは相対的に低くなりますが、山間部に近い場合は土砂災害リスクを気にしないといけません。
こちらの例は東京都と山梨県の県境周辺の土砂災害リスクに関するハザードマップです。
土砂災害リスクの場合も赤色が濃いほど土砂災害リスクが高いことを示します。東京の西側にいくと土砂災害リスクの高い地域が多くなることがわかります。
これもかなり拡大できて興味ある土地周辺のリスクを詳細に確認することができます。下の例はJR高尾駅周辺のハザードマップです。
JR中央線の線路も土砂災害のリスクが高いのですね!このようにかなりピンポイントの災害リスクが確認できます。
国がこのような情報をきちんと提供してくれているのですね。ありがとう~、国!不動産屋さんが積極的に「ここはリスクが高いですよ!」とは言ってくれないので自分で確認することが超重要です!
ハザードマップポータルサイト
こちらがハザードマップのポータルサイトです。日本地図から自分の興味がある場所を確認することもできるし、市区町村名を入れて検索することも可能です。とーーっても便利です!是非ご家族のお住まいやこれから購入しようとしている土地について調べてみましょう。
最後に
今日はハザードマップを紹介しました。こんな貴重な情報が無料でしかもわかりやすく提供されていることに感動しました。ハザードマップを利用しない手はないです!私も土地選びの指針ができました。
これまで賃貸に住んでいましたので、最寄り駅からの距離であったり、職場まで通いやすい路線沿線であることの優先順位が高かったですが、ハザードマップを見て考えを変えました。自宅を購入する気がさらさらなかったゴリラなので、どこに土地を買おうかなんてこれっぽっちも考えていませんでしたが、ハザードマップをみてだいたいのエリアを特定することができました。
私のような面倒臭がりな人もハザードマップは要チェックです!
関連するエントリー
こちらのエントリーでは「災害に強い住宅選び」という本を紹介しています。
こちらのエントリーでは土地の選び方を紹介してくれているラクジュさんのYouTube動画を紹介しています。
地盤サポートマップのご紹介。ハザードマップに加えて地盤の強さの確認もできちゃうすぐれものです。
【土地・建物】災害に強い住宅選び(長嶋修)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
自宅を建てた後に、洪水、土砂崩れ、地震などの被害にあうのは怖いですよね!私はめちゃくちゃ恐れています。家族の安全がとにかく重要です!地震の恐怖は言うまでもないですが、見落とされがちではありますが水の被害も非常に多いです。また人への被害がなかったとしても住宅に被害があって住めなくなってしまったら困ります。
災害にあいにくい土地を選びたいですよね。また災害による被害を小さく留めてくれる建物があるのであればそれを選びたいですよね。これらのニーズにこたえてくれるのが今日ご紹介する「災害に強い住宅選び(長嶋修)」です。
目次
災害に強い住宅選び(長嶋修)
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本の目次
プロローグ 露呈した都市の脆弱性
第1章 不動産の災害リスクは自己責任である
第2章 土地の良し悪しをどう見分けるか
第3章 マンションは想像以上に風水害に弱い
第4章 こんな一戸建てに注意せよ
第5章 減災のための事前対策・事後対策
ポイント
第1章では土地のリスクを調べ、それに応じた対策を行う重要性が述べられています。章のタイトル通り不動産の災害リスクは自己責任という厳しい現実を認識させられます。賃貸にはない責任ですねーー。ドキドキします。地震の方がセンセーショナルに報道される傾向があるし、自分自身が経験しているのも地震だけで水害の被害を受けたことがなかったので現実味がなかったのですが、水害も要注意です!
私は「ハザードマップ」という言葉は聞いたことがありましたが、見たことは一度もありませんでした。第1章を読んだ直後にハザードマップを速攻で確認しました!職場に近いとか交通の便が良いとか賃貸マンションを探す感覚で戸建て用の土地を探していましたが、ハザードマップを見てかなり候補エリアが変わりました。ハザードマップは必見です!
第2章では具体的な土地の良し悪しを調べるための方法が説明されています。様々な方法を本書内で紹介されていますが、特に重要だと思うものはこちらです。
こちらの2つの確認は必須ですね!いずれもインターネットで入手可能です。各自治体で違うようなので次のように検索をしてみると確認できると思います。
「大規模盛土造成地マップ (市町村や都道府県名)」
( )の中には調べたい都道府県や市町村名を入れてみてください。
例:「ハザードマップ 北海道」
第4章ではいよいよ一戸建てに関する注意点が記載されています。印象的だったのは次の文です。
一戸建て住宅を選ぶにあたって重要なのは、マンションでも同じですが、一にも二にも立地です。木造にするか、鉄骨造や鉄筋コンクリート造にするか、ということで頭を悩ませるのは、その後です。
展示場でハウスメーカーの話を聞いて「鉄骨」がいいのか「木造」がいいのか悩み始めていたので目から鱗でした。まずはとにかく立地が重要なのですね!
あとはバルコニーや屋根からの雨漏りについても詳しく説明されています。雨漏りしやすい屋根、雨漏りしにくい屋根も紹介されています。この点は非常に参考になりました。片流れ屋根は雨漏りしやすいという記載でしたが、結局私の自宅は片流れ屋根になりましたね~~。少し心配です。一方でバルコニーをつけるのはやめました。ただし特定のバルコニーや屋根の形状が雨漏りを引き起こすのではなく、あくまでも施工がきちんとされていないのが問題ということでした。結局はきちんとした施工がとても大事ですね。
今日は以上です。近々ハザードマップほか、土地選びに便利だったサイトをまとめてご紹介したいと思います。ありがとうございましたー。
災害に強い住宅選び(長嶋修)
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本書を書かれた長嶋修さんの事務所、さくら事務所さんがYouTubeも配信しています。本の内容と同じ内容もお話されていますので、こちらを視聴するのも良いと思います!何度も言いますがこんな貴重な情報が無料で得られるなんてすごいですね!アップロードされている専門家の皆様に感謝です。
【住宅ローン】変動金利vsフラット35どっちが得なのか ちゃんと答え出しました!(住宅FP関根さん)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
今日もお金に関する動画をご紹介しまーす。以前に千日太郎さんの動画と本をご紹介しました。千日太郎さんの動画をみて私は固定金利で住宅ローンを組もうっと決めていましたが、今日紹介する住宅FP関根さんの動画を見て変動金利に変えました!我ながら影響されやすいですね~。
変動金利にするのか固定金利にするのか迷っている人は今日ご紹介する動画を見る価値ありです!
【千日太郎さんの動画と本を紹介した投稿】
【住宅ローン】住宅喪失しないための4つのルール(千日太郎さんの動画と本) - めんどくさがり屋が選ぶ注文住宅の動画と本
変動金利vsフラット35どっちが得なのか ちゃんと答え出しました!
過去のデータを示しながら判断材料を提供してくれています。説得力ありました。住宅FP関根さんの計算ではバブル経済が再来したらフラット35の方がお得になるそうです。結論は変動金利です!私は変動金利か固定金利か迷っていましたが、この動画を見て変動金利に決心しました。友達から変動金利を薦められても不安しかありませんでしたが、この動画を見てきっぱりと変動金利を選択することができました。
あと、住宅ローンの金利がとても低いので資産運用に慣れている人は手元資金を残して運用した方が良いですね~。投資用になかなかこんな金利でお金は借りられないですよね、きっと。借金して投資をしたことがないので知りませんが。将来万が一住宅ローンの金利が上がることがあっても、その時は景気が良く全体的に株価があがっている可能性は高いでしょうし、インデックス投資など分散投資をしていれば良いように思います。私は既に10年以上インデックス投資をしているので、そのまま投資を継続します。
今日は以上になります。ありがとうございましたー!
【関連するおすすめ本】
住宅ローンだけでなく、住宅購入の全体を分かりやすく解説してくれています。住宅購入検討し始めに最適です。
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【住宅ローン】借りられるだけ借りろ!(元銀行員)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
今日は動画や本の紹介ではなく、元銀行員の元上司に言われた言葉を紹介します。
「住宅ローンは借りられるだけ借りろ」
目次
住宅ローンは借りられるだけ借りろ
これを聞いたときは「まーーたこの人過激なことを言っているなぁ」と思いましたが、いざ自分が住宅を建てることを真剣に考えはじめるととても合理的なアドバイスであることに気付きました。
元銀行員の元上司がこう言ったのには理由がありまして、それがこちらです。
彼の言葉の最大のポイントは「自分が死んだあとに残せる資産が多くなるから」という点です。
例
架空の例を作って説明してみたいと思います。(適当な例なので詳細はご容赦下さい。)
あなたに家族がいてあなた名義で住宅ローン(団信あり)を借りて自宅を買ったとします。
ある時の住宅ローンの残債が1,500万円で、手元に現金が1,000万円あるとします。あなたは住宅ローンを繰上返済しますか?
A. 繰上返済する
B. 繰上返済しない
選ばれましたでしょうか?
その直後、あなたは不慮の事故で亡くなってしまったとします。
それぞれの場合にあなたのご家族にどれくらい資産が残るかということをみてみましょう。
A. 繰上返済した場合
手元の現金1,000万円を住宅ローンの繰上返済にあてたとすると、下図に示すように住宅ローン残債が500万円、手元の現金がゼロになります。
この状態であなたが亡くなった場合、団信に入っているので住宅ローンは無くなり、自宅が家族に残せます。一方で繰上返済に使ったので家族に残せる現金はゼロになります。
B. 繰上返済しない場合
住宅ローンの繰上返済をせずに現金1,000万円をそのまま手元に残しておいた場合、下図に示すように住宅ローン残債が1,500万円、手元の現金が1,000万円です。
この状態であなたが亡くなった場合、先ほどと同様に団信に入っているので住宅ローンは無くなり、自宅は家族に残せます。一方で家族に残せる現金は1,000万円のままになります(税金等はこの際無視しています)。
もうお分かりですね。つまり繰上返済をしない方が手元の現金分だけ家族に多く残すことができます。この例では1,000万円多く家族に現金資産を残すことができることになります。
家族に残せる資産の多さという観点では「B. 繰上返済しない」というのが正解になります。初めて知ったときは目から鱗でしたね~。
上の例では繰上返済について書きましたが住宅購入時でも同じで、ポイントは手元に現金があっても住宅ローン(団信あり)で多めにお金を借りる、ということです。そうすることで自分が死んでしまった場合、家族に残せる資産が多くなります。私も当初考えていたよりもかなーり多めに住宅ローンを借りることにしました。
とは言っても借金の額が膨らむとなんとも言えないプレッシャーや不安がのしかかりますよね。わかります。私もそうです。心理的なプレッシャーや不安で生活が楽しくなくなってしまうほどに住宅ローンを増やすのは絶対に良くないと思いますので、それぞれの許容度の範囲内で参考にして頂けたらと思います。
最後に
特に若い世代でこれから住宅を建てようという人達は、ずっと先の自分が死んだ後のことまでなかなか考えられなかったりしますよね。40半ばの私も考えていませんでした。でも「現金があっても住宅ローンを借りる」、「団信をつける」などは住宅購入時に決めておかないといけないので大切なことです。 団信に入れなかったり、団信に入るための追加費用が高い場合は別の戦略が必要ですが、団信がつけられるならつけて住宅ローンを組むと良いと思います。
私自身はだいぶ前にロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んで、「なるほどーーー自宅は負債なのか。ローンを組むのは損だから買うのなら現金で買おう。」とずっと考えていました。(下の方に本のリンクをはっておきます)
でも自分が住宅を買うために改めて勉強をしてみると、住宅控除を使えばそもそも住宅ローンを利用した方がお得なことがわかりました(下に関連動画のリンクをはっておきます)。またロバート・キヨサキさんの本は自分の資産を増やすことについて書かれていますが、家族に残す遺産の事まで考えを広げると、団信をつけた住宅ローンの方がお得だという結論に至りました。勉強したことを更新していくことは大切ですねーー。
あとはローンが返せなくなったり、転勤があったり、離婚したり、想定外の事が起こって自宅を手放さなくてはいけない事態も想定して、売却しやすい土地や建物にしておくことも重要ですね。
今日は以上です。ありがとうございました!
関連動画と本
・現金があっても住宅ローンを組む!だってその方が得だから!(住宅FP関根)
住宅減税制度を利用すれば住宅ローンを組んだ方がお得だよ、という動画。
・改訂版 金持ち父さん貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
負債を減らして資産を増やしましょう。自宅は資産ではなく負債ですよ(お金が出ていく)。雇われた状態は不利だから雇う立場になりましょう。という内容です。詳細はともかくお金についての基本的な考え方を学ぶにはとても良い本です。
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【住宅ローン】住宅喪失しないための4つのルール(千日太郎さんの動画と本)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
自宅を建てるのにお金のことって気になりますよね。というか自宅に興味が無い私はもうそのことで頭いっぱいです。あーーーー大きな借金を背負うのか(変な動悸)!あぁあ、自由がますます減ってしまう。仕事失敗できないじゃん。別に借金してまで自宅いらないんだけどな(ブツブツ)。なんてことばかり考えていました。妻だけルンルンなんですよね。。。今は心配するのに疲れてしまい無心(放心状態?)になっています。
とはいえ土地購入や建物を建てるのに予算を最初に決めないといけないなと思い、参考にしたのは千日太郎さんのYouTube動画と本です。お金だけは真剣になりました!
目次
2021年 住宅ローンが原因で家を喪失しないための4つのルール
住宅ローンで家を喪失してしまうの?怖っ!!と思ってみたのがこの動画です。住宅ローンについて4つのルールを紹介してくれています。
家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
タイトルを見てこれ僕のことじゃん!と思って買った本です。気になっていたのは自宅よりもお金の事でしたからね。上の動画でお話している千日太郎さんの本です。「いくらの家が買えるのか」、「価値の下がらない家を買うための物件選びと交渉のコツ」などお金のことで頭いっぱいの私のニーズにばっちり答えてくれる本でした。
結局自分はいくらの支払いにしておけばいいんだろうと思っていましたが、この本では収入や年齢の例を出して丁寧に説明してくれていて助かりました(例えば月収30万円、40歳、60歳定年の人がフルローンで購入できる家の値段は 3,890万円など)。この本を読んでとっかかりのおおまかな目安ができました。
あとは自宅、特に土地の価値下落もめちゃくちゃ気になりました。少子高齢化が進んで過疎ったら価格下がりますしね。本の中で「立地適正化計画」なるものが紹介されていて、検討しているエリアについてすぐに調べることができました。
お金の心配事について分かりやすくまとまっている本でした。お金のことで迷いがある人にはおすすめです!
目次
第1章 「家を買う」ときに後悔しないための心構え(家を買うとは何か?)
第2章 自分はいくらの家が買えるのかを知る
第3章 価値の下がらない家を買うための物件選びと交渉のコツ
第4章 金利動向に左右されない住宅ローンの組み方(収入と金利変動リスク)
第5章 万が一に備えるために保険は何が必要か?
第6章 マイホームを買うとトクする節税と補助金
第7章 「住宅ローン無料相談ドットコム」に寄せられた相談実例
↓ 家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本
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【姉妹本】 住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本
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最後に
予算を決めるのに大切な住宅ローンの考え方を中心に千日太郎さんの動画と本をご紹介しました。まずは動画を見て、さらに興味がある人は本を読むことをおすすめします。
ちなみに千日太郎さんが固定金利をすすめているので私も固定金利で最初は考えていましたが、結局変動金利を選ぼうと考えています。 変動金利を選ぶきっかけになった動画もまたアップしようと思います。
今日はここまでです。ありがとうございましたーー!