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渋々自宅を建てることになって手間を省きたくて観まくった注文住宅の動画と本のまとめ

【住宅ローン】借りられるだけ借りろ!(元銀行員)

こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。

 

今日は動画や本の紹介ではなく、元銀行員の元上司に言われた言葉を紹介します。

「住宅ローンは借りられるだけ借りろ」 

 

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目次

 

住宅ローンは借りられるだけ借りろ

これを聞いたときは「まーーたこの人過激なことを言っているなぁ」と思いましたが、いざ自分が住宅を建てることを真剣に考えはじめるととても合理的なアドバイスであることに気付きました。

 

元銀行員の元上司がこう言ったのには理由がありまして、それがこちらです。

  • 住宅ローンの金利はとても低いから
  • 団体信用生命保険(団信)というお得な生命保険があるから
  • 住宅ローン減税でお得だから
  • 自分が死んだあとに残せる資産が多くなるから

 

彼の言葉の最大のポイントは「自分が死んだあとに残せる資産が多くなるから」という点です。

 

架空の例を作って説明してみたいと思います。(適当な例なので詳細はご容赦下さい。)

 

あなたに家族がいてあなた名義で住宅ローン(団信あり)を借りて自宅を買ったとします。

 

ある時の住宅ローンの残債が1,500万円で、手元に現金が1,000万円あるとします。あなたは住宅ローンを繰上返済しますか?

 

 A. 繰上返済する

 B. 繰上返済しない 

 

選ばれましたでしょうか? 

 

その直後、あなたは不慮の事故で亡くなってしまったとします。

それぞれの場合にあなたのご家族にどれくらい資産が残るかということをみてみましょう。

 

A. 繰上返済した場合 

手元の現金1,000万円を住宅ローンの繰上返済にあてたとすると、下図に示すように住宅ローン残債が500万円、手元の現金がゼロになります。

 

この状態であなたが亡くなった場合、団信に入っているので住宅ローンは無くなり、自宅が家族に残せます。一方で繰上返済に使ったので家族に残せる現金はゼロになります。

 

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A. 繰上返済した場合

 

B. 繰上返済しない場合

住宅ローンの繰上返済をせずに現金1,000万円をそのまま手元に残しておいた場合、下図に示すように住宅ローン残債が1,500万円、手元の現金が1,000万円です。

 

この状態であなたが亡くなった場合、先ほどと同様に団信に入っているので住宅ローンは無くなり、自宅は家族に残せます。一方で家族に残せる現金は1,000万円のままになります(税金等はこの際無視しています)。

 

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B. 繰上返済しない場合

 

もうお分かりですね。つまり繰上返済をしない方が手元の現金分だけ家族に多く残すことができます。この例では1,000万円多く家族に現金資産を残すことができることになります。

 

家族に残せる資産の多さという観点では「B. 繰上返済しない」というのが正解になります。初めて知ったときは目から鱗でしたね~。

 

上の例では繰上返済について書きましたが住宅購入時でも同じで、ポイントは手元に現金があっても住宅ローン(団信あり)で多めにお金を借りる、ということです。そうすることで自分が死んでしまった場合、家族に残せる資産が多くなります。私も当初考えていたよりもかなーり多めに住宅ローンを借りることにしました。

 

とは言っても借金の額が膨らむとなんとも言えないプレッシャーや不安がのしかかりますよね。わかります。私もそうです。心理的なプレッシャーや不安で生活が楽しくなくなってしまうほどに住宅ローンを増やすのは絶対に良くないと思いますので、それぞれの許容度の範囲内で参考にして頂けたらと思います。

 

最後に

特に若い世代でこれから住宅を建てようという人達は、ずっと先の自分が死んだ後のことまでなかなか考えられなかったりしますよね。40半ばの私も考えていませんでした。でも「現金があっても住宅ローンを借りる」、「団信をつける」などは住宅購入時に決めておかないといけないので大切なことです。 団信に入れなかったり、団信に入るための追加費用が高い場合は別の戦略が必要ですが、団信がつけられるならつけて住宅ローンを組むと良いと思います。

 

 

私自身はだいぶ前にロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んで、「なるほどーーー自宅は負債なのか。ローンを組むのは損だから買うのなら現金で買おう。」とずっと考えていました。(下の方に本のリンクをはっておきます)

 

でも自分が住宅を買うために改めて勉強をしてみると、住宅控除を使えばそもそも住宅ローンを利用した方がお得なことがわかりました(下に関連動画のリンクをはっておきます)。またロバート・キヨサキさんの本は自分の資産を増やすことについて書かれていますが、家族に残す遺産の事まで考えを広げると、団信をつけた住宅ローンの方がお得だという結論に至りました。勉強したことを更新していくことは大切ですねーー。

 

あとはローンが返せなくなったり、転勤があったり、離婚したり、想定外の事が起こって自宅を手放さなくてはいけない事態も想定して、売却しやすい土地や建物にしておくことも重要ですね。

 

今日は以上です。ありがとうございました!

 

関連動画と本

・現金があっても住宅ローンを組む!だってその方が得だから!(住宅FP関根)

住宅減税制度を利用すれば住宅ローンを組んだ方がお得だよ、という動画。

youtu.be

 

・改訂版 金持ち父さん貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学

負債を減らして資産を増やしましょう。自宅は資産ではなく負債ですよ(お金が出ていく)。雇われた状態は不利だから雇う立場になりましょう。という内容です。詳細はともかくお金についての基本的な考え方を学ぶにはとても良い本です。


 

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