【土地・建物】災害に強い住宅選び(長嶋修)
こんにちは~。渋々自宅を建てることになった意識低い系ゴリラです。
自宅を建てた後に、洪水、土砂崩れ、地震などの被害にあうのは怖いですよね!私はめちゃくちゃ恐れています。家族の安全がとにかく重要です!地震の恐怖は言うまでもないですが、見落とされがちではありますが水の被害も非常に多いです。また人への被害がなかったとしても住宅に被害があって住めなくなってしまったら困ります。
災害にあいにくい土地を選びたいですよね。また災害による被害を小さく留めてくれる建物があるのであればそれを選びたいですよね。これらのニーズにこたえてくれるのが今日ご紹介する「災害に強い住宅選び(長嶋修)」です。
目次
災害に強い住宅選び(長嶋修)
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本の目次
プロローグ 露呈した都市の脆弱性
第1章 不動産の災害リスクは自己責任である
第2章 土地の良し悪しをどう見分けるか
第3章 マンションは想像以上に風水害に弱い
第4章 こんな一戸建てに注意せよ
第5章 減災のための事前対策・事後対策
ポイント
第1章では土地のリスクを調べ、それに応じた対策を行う重要性が述べられています。章のタイトル通り不動産の災害リスクは自己責任という厳しい現実を認識させられます。賃貸にはない責任ですねーー。ドキドキします。地震の方がセンセーショナルに報道される傾向があるし、自分自身が経験しているのも地震だけで水害の被害を受けたことがなかったので現実味がなかったのですが、水害も要注意です!
私は「ハザードマップ」という言葉は聞いたことがありましたが、見たことは一度もありませんでした。第1章を読んだ直後にハザードマップを速攻で確認しました!職場に近いとか交通の便が良いとか賃貸マンションを探す感覚で戸建て用の土地を探していましたが、ハザードマップを見てかなり候補エリアが変わりました。ハザードマップは必見です!
第2章では具体的な土地の良し悪しを調べるための方法が説明されています。様々な方法を本書内で紹介されていますが、特に重要だと思うものはこちらです。
こちらの2つの確認は必須ですね!いずれもインターネットで入手可能です。各自治体で違うようなので次のように検索をしてみると確認できると思います。
「大規模盛土造成地マップ (市町村や都道府県名)」
( )の中には調べたい都道府県や市町村名を入れてみてください。
例:「ハザードマップ 北海道」
第4章ではいよいよ一戸建てに関する注意点が記載されています。印象的だったのは次の文です。
一戸建て住宅を選ぶにあたって重要なのは、マンションでも同じですが、一にも二にも立地です。木造にするか、鉄骨造や鉄筋コンクリート造にするか、ということで頭を悩ませるのは、その後です。
展示場でハウスメーカーの話を聞いて「鉄骨」がいいのか「木造」がいいのか悩み始めていたので目から鱗でした。まずはとにかく立地が重要なのですね!
あとはバルコニーや屋根からの雨漏りについても詳しく説明されています。雨漏りしやすい屋根、雨漏りしにくい屋根も紹介されています。この点は非常に参考になりました。片流れ屋根は雨漏りしやすいという記載でしたが、結局私の自宅は片流れ屋根になりましたね~~。少し心配です。一方でバルコニーをつけるのはやめました。ただし特定のバルコニーや屋根の形状が雨漏りを引き起こすのではなく、あくまでも施工がきちんとされていないのが問題ということでした。結局はきちんとした施工がとても大事ですね。
今日は以上です。近々ハザードマップほか、土地選びに便利だったサイトをまとめてご紹介したいと思います。ありがとうございましたー。
災害に強い住宅選び(長嶋修)
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本書を書かれた長嶋修さんの事務所、さくら事務所さんがYouTubeも配信しています。本の内容と同じ内容もお話されていますので、こちらを視聴するのも良いと思います!何度も言いますがこんな貴重な情報が無料で得られるなんてすごいですね!アップロードされている専門家の皆様に感謝です。